トラウマ②「アクロフォビア」

 

こんばんは、しがです。

東京タワー、高層ビル、崖、観覧車、吹き抜け横のエスカレーター、

絶対に安全なのに、そこにいるだけで身動きがとれず、すぐにでも落ちるんじゃないかと恐怖を感じます。

高所恐怖症(アクロフォビア)

おそらく、幼少時にヘリコプターに乗った記憶がかすかにあるので、それが原因ではないかと考えています。

 

高所恐怖症に関連した映画を紹介します。

ブンミおじさんの森

(アピチャートポン・ウィーラセタクン監督 2011公開)

冒頭の「森や丘や谷を前にすると、動物や 他のものだった私の前世が現れる」の表示とともに、
暗がりの森の中で前世であろう牛が逃げ出すシーンから物語は始まります。

お盆に親戚や死人が故郷に帰ってくるかのように、
亡くなった妻の妹親子、幽霊の妻、猿の精霊の息子が、ブンミおじさんの家に集まってきて、最後までの時間を共に過ごします。

不思議な前世や突然幽体離脱する難解なシーンはありますが、
「ブンミおじさんの残りわずかな日常」や「タイののどかな田舎の風景」の不変で色彩豊かな断片が、穏やかな気持ちにさせてくれます。

特に、蚊帳の透き通ったピンク、カーテンの薄いブルー、屋外に見える葉っぱの淡いグリーン、蚊帳の中のベッドですやすやと眠るブンミおじさんの妻の妹、窓から差し込む光によって徐々に消えゆく幽霊の妻、
これらが1つの画面におさめられたショットはとても美しく、見とれてしまいました。

この作品は、あるお寺の僧の著書「前世を思い出せる男」から着想を得たそうで、前世がテーマになっています。

自分には前世の記憶は全くありません。

もし、自分に前世があるとすれば、冒頭のシーンの言葉をかりると、こういう解釈ができるのではないかと思いました。

「高い場所から見下ろす景色を前にすると、動物や 他のものだった自分の前世が現れる」

「前世で高所に悪い因縁があり、それを思い出すことで、高所に恐怖を感じる」

 

最後のシーンで、タイのバンド
「Penguin Villa」の「アクロフォビア(高所恐怖症)」が流れます。

高所恐怖症と恋のドキドキ感をかけあわせたポップな曲。

まさに、つり橋効果。
高所恐怖症の自分だったら、簡単に混同するでしょう。