トラウマ④「おへその思い出」

 

こんばんは、しがです。

昨日までの暑さは忽然と姿を消し、今日は涼しい1日でした。

まだ遠いかもしれませんが、秋のはじまりを少し感じました。

「お腹を出して寝ると、風邪ひくわよ」と季節の変わり目によく言われた記憶があり、

当時、スイミングスクールに通っていて、周りの生徒たちのお腹ばかり見ていた時期があります。

僕は「でべそ」でした。

どうして、周りの人たちのおへそはへっこんでいて、自分のおへそはとびだしているんだろう?

何度見ても、僕以外、おへそがとびでている人は皆無でした。

この周りとの違いをとても恥ずかしく思い、ある時はタオルで隠したり、お腹の肉で無理矢理隠そうとしたり、手で押し込めたり、真剣に悩みました。

今のように手軽にインターネットで調べることもできず、誰にも相談できず、モヤモヤした年代。

 

しかし、10代の後半になった、ある日、おへそはへっこんでいました。

まるでそれは、なかなか止まらないしゃっくりが、いつのまにか止まっていたかのように、へっこんでいることに気づかされました。

なんでこんなことで悩んでたんだろうと後悔した覚えがあります。

たかが「でべそ」かもしれないけど、自分にとっては、嫌な思いをして生きた時間が確実にありました。

もっと早くに誰かに相談したり、おへそのことを過度に気にしていなかったら、どれだけ伸び伸びと生きることができただろうか。

吐き出すことで、少し違う未来があったのかなと……

夏の終わりの寝しなに、お腹を出していて、ふと思い出しました。

 

もうすぐ秋です、

紅葉のように真っ赤な色の大きな大きなテント、

外は肌寒いのに、中は役者さんとお客さんで熱気を帯びた紅いテント、

神社の境内に突然現れて、おへそがいなくなったように、ある日忽然と姿を消すテント、

今秋の唐組公演、鬼子母神さんに観に行こうと思っています。