僕がなによりも傾聴を大切だと思った理由(焼き直し)

 

こんばんは、しがです。

人生において、初めてしっかりと傾聴されたと思えた相手はフィリピン人の英語教師でした。

今まで、傾聴サービスを除いて、相談にのってもらう機会は何度もありましたが、共通していることは、最終的にはその聴く側の主観を押し付けられただけで、自分がどうしたいかの真の答えをうやむやにされ、不完全な傾聴で終わることが多かったです。

表面的にはスッキリしたかもしれませんが、内面的には何もスッキリしませんでした。

しかし、その英語教師の場合、彼の主観を押し付けてくることは一切なく、あくまで答えを出すのは話し手の自分でした。

答えを自分で出す。

言い換えると、彼が話し手主導で進んでいるように思わせてくれるような助け船(質問、うなづき、共感)を出してくれるおかげで、それに呼応して答えが浮かびあがってきました。

これは聴き手によって答えに誘導されているように感じますが、それとは逆で、話し手の話す内容によって、聴き手が誘導されているんです。

それで、誘導された聞き手がすることはこれから誘導されるであろう行き先をわかりやすく照らしてあげることです。

そこに具体的な指示はありません。

あくまで、舵をとって方向を選ぶのは話し手の自分で、数ある中の答えを選ぶのも自分自身です。

これが彼の傾聴のスタイルでした。

彼は28歳と若く、専門的なカウンセリングの勉強をしたこともありませんし、傾聴のテクニックをもってるわけでもありません。

 

しかし、それらを補うように彼は常に安定しています。

①まずは、声の安定。

耳に残る声というよりは脳に直接残るような声という感じがしました。

ジョークを言うときは若干高くなりますが、基本は一定していて低くて甘い声。

声が安定している。声によどみがない。信用できる声でした。

②次に、スポンジとしての安定。

こちらの言葉で、彼の心が悪く乱れることはありません。

悲しい話をしたときは、あたたかい温度で聴いてくれます。

楽しい話をしたときは、チャーミングな身振り手振りで、聴いてくれます。

どんなものでも吸収してくれる柔らかいスポンジのように発する言葉を全部吸いとってくれる。

なので、どんなきわどい話でも安心して話すことができると思わせてくれます。

③最後に、鏡としての安定。

自分の言った言葉が再び彼から返ってきます。

その際に、彼は創造的なアドバイスは一切なしで、うなづき、共感を基調として、伝え返しではユーモラスでわかりやすい言葉に言い換えて返してくれます。

自分の言った言葉が良い塩梅で返ってくるので、頭の中にうまく残ります。

これらの3つの安定から、「安定」とは、自分の姿をよどみなく安心して見つめることができる鏡なんじゃないかなと思いました。

 

以上の「話し手主導で答えに導いてくれる傾聴」と「聴き手が安定していること」の連鎖によって、すべてを話し、問題点を考察し、整理し、自分で答えを出すことができました。

彼に話を聴いてもらって、身も心も救われるくらいに軽くなり、

こんな体験は生きていて初めてでした。

もっと早く話せれば良かったとさえ思えました。

でも、ここまでしっかりと傾聴してくれる人は周りにはなかなかいません。

安心したいとき、整理したいとき、進めないとき、

まずは、家族、友達、同僚、師など、周りの中で、話しをちゃんと聴いてくれる人を探してみてください。

もし、いなかったら、そのときは電話サービスで自分に合う相手を探してみるのも良いと思います。