大人の発達障害(アスペルガー)を考える①

こんばんは、関沢です。

今回は最近読んだとても印象に残っている本について、書いていきます。

 

米田衆介「アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか? 大人の発達障害を考える」

発達障害は、広汎性発達障害(PDD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム(ASD)、アスペルガー(AS)、学習障害(LD)など、様々な書籍が出ています。

その中で、以前大人の発達障害① 大人の発達障害② 大人の発達障害③にも書きましたが、今回の本は今まで読んだどの本よりも発達障害(アスペルガー)について、具体的に説明、記載されていると感じました。特に印象に残ったのは「情報処理過剰選択という仮説」。それは、いろいろな側面から認識できることを一面からしか見たり感じたり覚えたりできないところに本質的な問題があるのでは、という仮説です。

 

今回はその仮説を元に、発達障害(アスペルガー)の人が生きづらくなる3つの原因について説明します。

◆シングルフォーカス特性:注意、興味、関心を向けられる対象が、一度に一つと限られていること


例)風景があって電車を見ている

一般の人  →電車を中心に全体的な把握ができる
アスペルガー→電車という一部だけの把握になる

◆シングルレイヤー思考特性:同時的・重層的な思考が苦手ということ


例)一冊の本を渡される

一般の人  →これは本、Aさんの本、○円、ジャンルは歴史
アスペルガー→これは本

◆ハイコントラスト知覚特性:白か黒かのような極端な感じ方をすること


例)

一般の人  →空腹ではない→少し空腹→やや空腹→空腹→耐えられないほど空腹
アスペルガー→空腹ではない→空腹ではない→耐えられないほど空腹→耐えられないほど空腹

 

まとめ


このように、感覚値ではなく明確な例として記載されている内容が、とても分かりやすかったです。職場の同僚、友人、知人、家族など多くの人間関係トラブルの原因が「相手のことが分からない」ことだとしたら、まず客観的事実として相手の状態、原因を理解することが一番の近道だと思います。それと同様アスペルガーの方、発達障害の方と関わる際には、まず客観的事実を元に相手を理解することが、とても大切なことだと個人的に感じました。

 

今回は以上です。読んで頂いてありがとうございました。次回は上記原因から生まれる周辺特性について、書いていこうと思います☆